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能 雲流院の現在と昔 [その他]

能「雲流院」のあらすじについては書きました。

あらすじを調べてみてわかったのですが、
実は現在と昔でその構成が変わったようなのです。

その違いについて書いていきます。


能 雲流院のあらすじの違い


能「雲流院」のあらすじはこちらに書きましたが、
現在と昔とでは違いがあるみたいです。

現在のあらすじをご覧になっていない方は
こちらをご覧ください。

関連記事はこちら
能「雲流院」あらすじ


さて、その雲流院のあらすじと昔とではどこが違うのでしょうか。

世阿弥の自筆本では後場。

つまり業平とその妻が公光の夢の中に現れる部分。
その部分が異なるみたいです。

現在では、業平が伊勢物語の秘密を教えて昔を懐かしみながら
舞いを舞うという情緒ある雰囲気のあの場所。

しかし、自筆本では
ニ条の后を鬼に扮したあにが奪い返すという切能物になっているんです。


私の見解

このあらすじの違いを知った時、私は驚きました。

このあらすじの違いは、物語そのものの与える印象を大きく
変える思ったからです。

前者は、公光という「伊勢物語」ファンが夢で
伊勢物語の主人公と思われる業平やその后と会えるという
ファンなら誰でも嬉しい場面。

しかも、業平の舞まで見れちゃいます。
雰囲気としてはのびやかな、おっとりとした夢心地
が漂っている。

一方の後者は、どちらかというと激しい感じの
前場と後場の雰囲気をがらりと変えた作品となっていると
思います。


私としては、やはりのんびりとした前者の方が好きですね。

物語の主人公が夢に出てきてくれる。
なんだか素敵な事だと思います。

あなたはどちらのあらすじがお好きですか?

目次はコチラをクリック

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能「雲流院」あらすじ



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