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能 葵上 あらすじ [四番目物]

今回は能 葵上のあらすじについて書いていきます。

女性の執念とは怖いというお話です。

能 葵上のあらすじの前に

あらすじの前に、いつもの事前知識をお伝えします。

今回はあまりに記事が長くなってしまったので
別記事にしました。

どちらも2-3分以内で読めるものなのでお気軽にお読みください

能 葵上 あらすじ補足 源氏物語
能 葵上 あらすじ補足 恨まれる原因


能 葵上 あらすじ

物語は葵上が病床に伏せっている場面から始まります。

いかなる加持祈祷も効かず、臣下は照日の巫女にその原因を
探らせます。

すると、六条の御息所の生霊が原因であることが分かります。

生霊は、源氏の気持ちが移ってしまい失意の底にある事。
葵の上への恨みを巫女の口を使って述べます。


臣下は急いで横川の小聖を呼ばせます。

小聖が加持祈祷を始めると本物の生霊が現れて、
小聖と戦います。

両人とも譲らない激しい戦いを繰り広げますが、

やがて五大尊明王の威徳によって祈り伏せられ、生霊は二度と
現れないことを誓います。

そうして、経文の声に心を和らげて去っていきます。


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能 葵上の見どころ

葵上の見どころとして、もちろん小聖と生霊の戦いもありますが

面白い演出について今回は注目したいと思います。

それは、病床に伏せっている葵上の演出です。

現代劇ならば、誰かが舞台上に実際に横になっていて、それを
誰かが演じていますよね。

しかし、能では葵の上はなんと「衣」がその役を演じています

どういう事かというと、能が始まると後見が二つ折りにした
小袖を舞台上に置きます。

これが、葵の上なんです。

現代人の感覚からすると、えってなりますが
よくよく考えると納得です。

つまり、物語の主人公は葵上ではないからです。
仮に、能舞台上に葵上役の誰かが横のなった状態を想像してみてください。

生霊や小聖がせっかく現れても、きっと葵の上役の人の事が気になって
舞台に集中できなくなるでしょう。

作者はそこまで考えて、舞台をつくっているんですね。

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能 葵上 あらすじ補足 源氏物語
能 葵上 あらすじ補足 恨まれる原因

目次はコチラ


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