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能 龍田 あらすじ [四番目物]

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今回は能「龍田」のあらすじについて書いていきます。

紅葉にまつわる風流な問答が印象的です。


能「龍田」の知識

あらすじを知る前に、少しあらすじ理解の為の知識が必要です。

まず、この「龍田」は奈良県の「龍田大社」が舞台となっています。

そうしてそこで祀られているのが、竜田姫です。

竜田姫は日本の秋の神で、俳句の季語としても用いられています。


能「龍田」のあらすじ

諸国を巡っている旅の僧が、龍田川に到着します。

川を渡って、龍田神社を詣でようとするのですが
そこに一人の女性が現れます。

女性が言うには、龍田神社は紅葉を神木としており
その川には落葉した紅葉の葉が美しく敷き詰められて
いる。

その川を渡る事は、紅葉を乱す事になり神に背く
事だと言います。

しかし、僧が見るにはその川は凍っていて、落ち葉が
ひとつも見えません。

今の時期は冬だから関係がないのではないかと改めて
その女性に問いかけると

氷の下には紅葉が美しい姿をそのままにしてあるので
渡ってはなりませんと、なおも僧を引きとめます。

そうして、女性は自分は龍田神社の巫女であると名乗り
僧を別の道から神社へと案内します。


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神社に無事にたどり着いた僧は、巫女から龍田神社の説明や
神木のいわれなどについて説明を受けます。

そうして、一通り説明を終えると巫女は自分は龍田姫である
と名乗って姿を消します。


僧が龍田神社で夜を明かしていると、龍田姫が竜の姿をして
現れます。

そして龍田の美しい紅葉の景色を褒め、世の中の泰平を祈り天へと
昇っていったのでした。


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